2015-06-05
1)日常の姿勢の問題普段の生活でいすに座っている時、骨盤を後ろに傾け、猫背姿勢でもたれかかっていたり、ゲームをする時などに床に足を投げ出し、骨盤を後ろに傾けて顎を突き出した猫背姿勢で日常生活を送っていると、立った時に骨盤を正しい位置に戻すことができなくなってしまいます。
2)運動量の減少外で遊ぶ子ども、学校での体育などが減ったりすることで、姿勢維持筋(インナーマッスル)の筋力、心肺機能、バランス機能に重要な感覚受容器や体性感覚が低下してしまいます。特に足の裏には感覚受容器(情報収集センター)が最も多いため、裸足の時期が短く、砂場やぬかるみで遊ぶ経験がなければ正しい姿勢で立つことが難しくなります。
3)ハイハイが足りないハイハイをすることで体幹が安定し、股関節や肩関節の動きが獲得できます。しかし、ハイハイを十分にさせず、歩行器などに入れてしまうと正しい姿勢で立つことができません。
普段から正しい姿勢を意識し、それを継続させる教育が必要です。
<立っている時・座っている時のポイント>1.バランスよく足を床につける2.お腹・お尻を引っ込める3.頭のてっぺんが天井に引っ張られるイメージで顎を引く4.胸を開いて肩の力を抜く5.骨盤を立てる(腰骨を立てる)
屋外で裸足で遊んだり、運動をすることができない場合、「タオルギャザー」という運動をお勧めします。
方法としてはいすに腰を掛け、足の下にフェイスタオルを置きます。そして、足の指を使ってタオルをたぐり寄せます。この時、足の裏はバランスよくついていることを意識し、膝などが動かないようにします。慣れてくれば立った姿勢でも同じ運動を行います。これにより、足の裏の感覚受容器の機能改善・土踏まずの形成に効果があるはずです。
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