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2015-11-10
"トレーナーコラム"「知っておくべき<3原理・5原則>」前編
トレーニングの「3原理・5原則」についてご紹介します。
この基本原則を知っておくことで、一般の方でも簡単にトレーニングプログラムを作ることができます。
まずはセオリーを押さえて、自分に合ったメニューを作ってみましょう!
1) オーバーロードの原理
体力や筋力は、負荷をかけることで向上します。
したがって、トレーニングは自分の体力を少し上回る強度で行う事が重要です。
そのためには、自分の基礎体力を把握する必要があります。
トレーニングジムなどで自分の体力を具体的に調べてもらい、数値化することが一番なのですが、まずは感覚的な判断で大丈夫です。
筋肉に張りを感じたり、少し疲労感を覚えたりすることを目安に、少し強度を強めてトレーニングを行いましょう。
2) 可逆性の原理
トレーニングは、行った分だけ効果が表れます。
しかし、反対にトレーニングをやめてしまうと体力はすぐに低下してしまいます。
これを「可逆性の原理」と言います。
一般には、トレーニングを続けることで体力が向上するスピードよりも、やめてしまうことで低下するスピードのほうが速いと言われています。
夏本番に向けて筋トレを始めたが、冬になるとだらしない体に戻ってしまった......ということのないように、トレーニングを習慣化していきましょう。
3
) 特異性の原理
サッカーが上手くなりたい!と言って、野球の練習ばかりをする人はいないでしょう。
数学の勉強だけをしていては、英語の成績は上がりません。
トレーニングも同じです。
筋力を高めたいならウエイトトレーニング、心肺機能を鍛えたいならランニングといったように、鍛えたい部分によって必要なトレーニングも異なります。
闇雲に体をいじめ抜く前に、まずは自分がどの部分を鍛えたいのか、しっかり考えてみましょう。
このように、トレーニングに必要なことは当たり前なものばかりです。
しかし、当たり前だからこそあまり重要視されず、結果的に間違ったトレーニングメニューを組んでしまうことも少なくありません。
原理とは、どんなに科学や技術が進歩しても「絶対に変わらないもの」です。
第1回のコラムから幾度となくお伝えしていることですが、最新のトレーニングやプロが行っているメニューを「何となく良さそうだから」と行うのではなく、しっかりとした目的や根拠のもと、自ら考えてトレーニングを行うことが大切です。
まずは今回ご紹介した3つの原理を頭に入れ、目的を持ってメニューを組んでみましょう!
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