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"トレーナーコラム"「知っておくべき<3原理・5原則>」後編

2015-11-17

"トレーナーコラム"「知っておくべき<3原理・5原則>」後編

今回はトレーニングの「5原則」についてご紹介させて頂きます。

前回コラムの「3原理」とあわせて覚えておくことで、さらにトレーニングの進め方が見えてくるでしょう。

3.トレーニングの『5原則』


1) 全面性の原則

全ての要素(体力、精神、技術、栄養など)をバランス良く鍛えるべきだという考え方です。

前回お伝えした「特異性の原理」とは少し矛盾するかもしれませんが、専門的な能力を高めるためにはその土台となる体力を伸ばしておく必要があります。

土台を固めることで、専門的な能力の伸びしろが更に広がります。

2) 漸進性の原則

トレーニングの負荷をどんどん高めていくべきだという考え方です。

「オーバーロード(過負荷)の原理」と似ていますが、かける負荷は段階的に増やすことで効果が増していきます。

メニューを組む際は、負荷や難易度を段階的に進めていく事が重要です。

くれぐれも、いきなり難しいトレーニングや強い負荷をかけないようにしましょう。

3) 意識性の原則

鍛えている場所やフォームなど、トレーニングの「意味を意識する」ことで効果が上がるという考え方です。

指導者の中には、この原則を無意識のうちに取り入れている方も多いでしょう。

同じトレーニングを行っていても、「どのように」取り組むかによって効果がまったく異なっています。

ポイントを絞り、常に考えながらトレーニングを行うことで効率も高まります。

4) 個別性の原則

個人に合わせたトレーニングを行うことでより高い効果が得られるという考え方です。

年齢や体力はもちろん、技術や精神力、性格など、個人のあらゆることに配慮してメニューを組むことで、トレーニングの効率はあがります。

指導者の方々は、同じメニューを課すのではなく、「個人」に注目してそれぞれに合ったメニューを考えることが大切です。

5) 反復性の原則

同じ内容を反復して行うことで動作が脳にインプットされ、練習した動きを習得できるという考え方です。

この原則は、どちらかというと技術練習により当てはまる考え方です。

「3日坊主」にならないよう、行ったトレーニングはできる限り長期的に継続していきましょう。

注意すべきは、間違った内容を繰り返してしまうと誤った動きが脳にインプットされ、悪い癖につながってしまうということです。

前編でお伝えした原理にのっとり、正しいトレーニングを行うことで良い技術を身につけましょう。

また、疲労や怪我にも注意が必要です。身体に異常を感じた時は決して無理をせず、トレーニングを一時的に中断する勇気も大切です。

 4.効果的なトレーニングを行うために


これらの考え方は、トレーニングを行う上で欠かせないポイントです。

トレーニングを行う際は、今回ご紹介した「3原理・5原則」を常にチェックし、ひとつひとつクリアしているかどうかを確認しましょう。

より効率的なトレーニングを行うことが可能となり、能力を最大限に伸ばすことができるはずです。

基本の原理・原則を大切に、よりよいトレーニングを行いましょう!

トレーナー  プロフィール

萬浪嵩志(まんなみ たかし) 1987年2月10日生まれ
NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)・日本体育協会公認アスレティックトレーナー
高校まで野球を行い、専門学校卒業後にスポーツトレーナーとして活動。
西脇工業高校、菰野高校など甲子園出場校でのトレーナーを歴任。
社会人、高校ラグビー、バスケットボール、ラクロスなど各年代の様々な競技で
トレーニングコーチとして指導し、現在もその活動は続いている。
トレーニング、ケガ予防、各競技へのアプローチを専門分野としている。




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